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災害時の口腔ケア

27年前の、1995年1月17日阪神淡路大震災がありました。先日も、トンガ沖での海底火山の噴火が要因とみられる津波の発生がありましたね。

大規模な地震や水害が起きると、避難所生活を余儀なくされたり、生活物資の不足を強いられる場合があります。また、避難所では水が確保できない場合も多く、歯磨きなどの口腔ケアが後回しになりがちです。しかし、非常時の生活によるストレスや睡眠不足で体力や免疫力が落ちている状況で、口腔内が不潔になると、口の中の細菌が唾液や胃液と一緒に入り込んでしまい、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。では、災害時に口腔環境を悪化させないためには、どのような口腔ケアを行えばよいのでしょうか。

最も大切なのは、普段から災害に備えて準備をしておくことです。『歯ブラシのみ』などの最低限の口腔ケア用品のみにとどめてしまいがちですが、災害時にはストレスや食生活の変化によって口腔環境が悪化しがちだということを考え、是非デンタルフロスや歯間ブラシも準備をしてください。口腔ケア用品は防災セットの片隅についでに入れておきやすい小さなものばかりです。また、是非入れておきたいのが『デンタルリンス』です。水が使えない時や、歯磨きに時間をかけられない時にも、デンタルリンスがあれば、口腔内を清潔に保つことができます。口腔ケア用品が無い場合には、ウェットティッシュで口の中を拭くのも効果的です。この際、ウェットティッシュはノンアルコールのものを使うようにしてください。アルコールが含まれていると口の中が乾燥してしまうため、細菌が繁殖し口内炎などの原因にもなるので逆効果です。

入れ歯を使っている方は、使わない時はケースに入れられるようにしましょう。入れ歯の取り外しをせず、何日も口腔内に入れっぱなしにしておくと、細菌が繁殖してしまいます。ケースに入れる際は水洗いして清潔にしておく必要がありますが、水が使えない場合にはウェットティッシュで拭いておけば、細菌の繁殖を抑えることができます。

2022-01-20 お知らせ