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本年度の市の成人歯科健診は3月31日までです

さいたま市成人歯科健康診査は40歳~70歳の方が対象です。

 

成人歯科健康診査は、成人期において、歯の喪失原因となる歯周病や虫歯を予防・早期発見し、生涯を通じた歯と口腔の健康維持・向上を目的に実施しています。

歯周病は日本人の歯・口腔トラブルの中でも主要な疾患となっており、成人期の有病者数が多いことや、先進疾患や生活習慣との関係が指摘されています。また、成人期でも、虫歯の発生は頻繁にみられます。成人歯科健診を受け、現状を知り、歯とお口のケアを行うことで自分の健康を守っていきましょう。

成人健診のメリット

成人歯科健診を受けることにより、その後の口の中のダメージが抑えられること、また、早期発見による治療機関の短縮、治療費の軽減が見込めます。加えて、全身疾患の予防、認知症の予防につながります。

当日は、お口の状態の説明や指導を受けられます。家で実践できる目標の設定、改善点を知ることができます。

【歯を失う原因の1位が歯周病】

1位 歯周病

2位 むし歯

3位 歯の破折(歯が折れたり、割れたりすること)

歯を失う主な原因は、歯周病とむし歯です。ともに細菌が原因で、日本人の歯を失う原因の約4割は歯周病、約3割はむし歯です。歯を失うと、しゃべりづらくなったり、物をかみにくくなる等の機能障害を起こし、全身に大きな影響を及ぼします。

40歳以上の2人に1人が歯周病

歯周病は、痛みや自覚症状がほとんどなく、気づかずにひどくなるケースが多い疾患です。歯周病の主な原因は、歯と歯肉のすき間の「歯周ポケット」の汚れであり、歯そのものではなく歯の周りの歯肉に炎症を起こします。放っておくと歯肉炎から歯周炎へ進み、歯を支える骨を溶かし、歯が抜けてしまいます。成人のほぼ半数の方に、中等度の歯周病を示す4ミリ以上の歯周ポケットがみられています。

歯周病の予防にはセルフケアとプロフェッショナルケアが必要

1.家でできる予防(セルフケア)

毎日の歯ブラシによる歯みがきに加え、「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」を使って歯と歯のすき間の歯垢(プラーク)を掃除しましょう。

2.歯科医院での予防(プロフェッショナルケア)

セルフケアでは気づけない歯周ポケットの汚れや歯石の除去、予防方法について、歯科医師 や歯科衛生士から専門的なケアを受けましょう。

2025-01-15 トピックス